ノロウィルス
逗子で特別養護老人ホーム「逗子ホームせせらぎ」を運営しています。
昨今、ノロウィルスが福祉施設をはじめ
ホテル、飲食店で蔓延&emojiface_koma;しております。
せせらぎにおいては、まだノロさんは
お出でになっていないので。
施設内で予防を徹底しても、外部から持ち込まれたら…
せせらぎでは、ご面会、来訪者に対して一部ご遠慮頂く事にしました。
急激な下痢、嘔吐、腹痛など、ご本人またご家族にノロウィルスが
疑われるような症状の方は、施設の立ち入りをお断りすることとなります。
また、お土産等食品の持ち込みもご遠慮頂く事にしました。
基本的な消毒、予防方法をご紹介いたします。
◆ 消毒 ◆
○方法:
ノロウィルス に対する消毒法は、
1.加熱(熱湯消毒) 2.次亜塩素酸ナトリウムのどちらかを選択します(エタノールや逆性石けんでは十分な効果がありません)。
○対象とする場所:
患者の便と吐物が感染源となります。
1.便については、排便後の十分な手洗いと、
汚染された手で触る可能性のある場所(水洗トイレのレバー、水道の蛇口)
の清掃と消毒が必要です。
2.また、嘔吐物については、実際に嘔吐された場所の
清掃と消毒が必要です。
3.調理器具等は、洗剤などを使用し十分に洗浄した後、
次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度 200ppm 0.02% )で浸すように
拭きます。まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は
熱湯( 85 ℃)で1分以上の加熱が必要です。
4.上記以外の場所(たとえば家具、床などの室内環境)の消毒は
不要です。日常的な清掃が行われれば、十分です。
○消毒のタイミング:
必ず、清掃の後に消毒を行います。
清掃しないまま、消毒を行っても効果は期待できません。
ふき取りなどを行って、便や吐物(有機物)がない状態で、
消毒をします。嘔吐があれば、そのたびに、おとなが十分に
清掃と消毒をし、終了するまで子どもなどに触らせないようにします。
”そのたびに”というタイミングを守らなければ、
感染経路を断つことはできず、新たな患者が発生する可能性があります。
予防方法
◆手洗い◆
目的
ウイルスを失活化する効果は無いが、手指の汚れを除去することで、
ウイルスを手から剥がれやすくする効果があります。
効果
私たちを病原体から守る。
また、私たちが周囲(乳幼児、児童、高齢者、顧客等)に対して
感染源になることを防ぐ。
タイミング
食事の前、トイレの後、調理の前、お世話をする前
(医療関係者、施設職員、ヘルパー、保育師など。家庭で
介護している場合は家族など)。迷ったら、とにかく手洗いを。
所要時間
30秒以上 の手洗いが必要です。
準備
爪は短く切り、マニキュアはしないこと。指輪や腕時計をはずすこと。
半袖または腕まくりをすること。
感染源
患者の消化器内に存在しているノロウイルス(:NV )が体外に出て、
他の人の体内に摂取された場合に二次感染を引き起こしますので、
患者の「便」と「嘔吐物」およびこれらが付着したものが感染源です。
汚染された食品や水、調理従事者の手を介して起こる (経口感染)
NVを含んだ便や嘔吐物によって汚染されたものを介して起こる
(接触感染)
嘔吐物や便が飛び散った場合、その粒子を介して起こる (飛沫感染 )
ノロウィルス感染症は日常的に発生していますので、
ほとんどすべての人が感染源になることを認識することが大切です。
特に、乳幼児、児童、病人、老人などの「抵抗力の弱い人」をお世話
している方々は自分が感染源にならないように、健康に気を配りましょう。
「滋賀県ノロウイルス感染対策ガイド(2006年版)参照」
話は変わりますが今日は「冬至」!!
施設では、昨日から来週半ばまでゆず湯を楽しんでいただきます。
逗子で特別養護老人ホーム「逗子ホームせせらぎ」を運営しています。
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