お彼岸です
逗子で特別養護老人ホーム「逗子ホームせせらぎ」を運営しています。
昨日はお彼岸の中日ということで
池子の東昌寺のご住職である
岸本先生がご廻向のためせせらぎへ!
昨日はいつも時間でなく13時からご廻向スタート!
ここでお彼岸の由来をご紹介
春分の日」と「秋分の日」は太陽は真東から出て真西に沈みます。
この日は昼と夜の長さが同じになります。仏教的には「さとり」と
「迷い」の境地であり「現世」と「浄土」の接する日として
昔から日本的な仏教行事が行われます。
日本で初めて彼岸会が行われたのは”大同元年(806年)崇道天皇の
奉為に諸国国分寺の僧として春秋二仲別七日金剛般若経を読まわしむ”
「日本後紀」にあります。
彼岸について説明しているものとして「観経疏」のなかで
「二河白道」の例えがあります。
「はるばる西をめざしてきた旅人の前に二つの河が現れました。
南に火の河、北に水の河が現れます。旅人は東に逃げようとしますが
途中に悪者や獣が待ち構えていました。旅人は進退窮まりましたが
東の岸からは西に進めという励ましの声、西の道からは迷わずに
進めという声が聞こえてきました。旅人は心を一筋に一心不乱に進み、
ようやく西の岸にたどりつくことができました。」
ここでは水の河はむさぼりの心やとらわれの心を表し、
火の河は怒りや憎しみの心を表しています。
つまり河は現世の人間の姿を表現し、東の岸は現世(此岸)で
西の岸は極楽(彼岸)を表しています。
「彼岸」とは現世の此岸から涅槃の彼岸に至る到彼岸を表すものです。
彼岸は中日をさかいに前後三日間あわせて一週間を彼岸の日といいます。
若い人たちにとっては、この時期は和菓子屋さんに「牡丹餅」が沢山
並んでいる時期ぐらいにしか思っていない人も多いんでしょうね…
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